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住まいを支えるコンクリート。

コンクリートの歴史

コンクリートの歴史は古く、古代ローマの遺跡から現在の物とは異なる似たような物が発見されています。紀元前3000年前の中国の大地湾遺跡からも同じような物が発見されています。セメントは、1824年イギリスのJ.Aspdinというタイル職人によって発見されました。
生コン工場の誕生は1903年(明治36年)ドイツで誕生し、日本では1949年(昭和24年)東京コンクリート工業の業平橋工場が創業を開始しました。
ちなみに、11月15日は生コン記念日になっているみたいですよ!

日本の構造物の発展を支えてきたコンクリート

コンクリート・生コンとは何なのか?簡単に説明させていただきます。通常、「コンクリート」とは固まったものを指し、まだ固まらない流動性のあるものは
「フレッシュコンクリート」または「生コン」と呼ばれています。
生コンとは、水・セメント・粗骨材(砂利)・細骨材(砂)から出来ています。セメントと水を混ぜた物が「セメントペースト」、これに砂(細骨材)を混ぜた物が「モルタル」と呼ばれています。通常、生コンを製造する際にこれらの材料と一緒に混和剤(薬)を練り混ぜます。
混和剤の役割の一つに、水の使用量を抑える効果があります。建築学会、土木学会などが生コン1m3中の水の使用量の上限値を定めているので、混和剤を入れ水の使用量を抑えています。

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水は生コンにとって毒?

なぜ生コンには水の使用量が定められているかというと、水が多量に使われると耐久性・ひび割れなどの問題が生じてくるからです。生コンは水とセメントの比率(水セメント比)によって強度が決められます。セメントを多く入れれば強度が上がるわけではありません。
セメントを多く使用すればするほど、水分が足らなくなりバサバサで施工性が悪くなります。施工性を良くする為には水を入れ適度なスランプ(硬さ・柔らかさ)にしなければなりません。しかし、水を多く入れれば耐久性やひび割れの問題が生じてきます。

いい生コンを造る為には骨材も大切な役割を果たしています。

骨材とは一般的に砂利・砂と呼ばれていますが、生コン業界では砂利や砂などは川や海、山などから取れる天然な物をいいます。原石を砕き人工的に造られた物を砕石・砕砂といいます。「砂利・砕石」を粗骨材、「砂・砕砂」を細骨材と区分して呼んでいます。
いい骨材とは実積率のいい(粒形が丸みをおびている)骨材です。粒形が丸みをおびているほど骨材同士の回転運動が良くなります。坂の上から丸いボールと角ばったボールを転がすと丸い方はコロコロ転がりますが、角ばった方は転がりが悪いイメージです。
回転運動が良くなるとワーカブル(施工性・打ち込みやすさ)な生コンになり流動性も増します。流動性が良くなると同じスランプ(硬さ・柔らかさ)を得るのに必要な水の量を減らす事が出来ます。水の量を減らす事が出来ると、生コンの強度は水とセメントの比率(水セメント比)で決まるわけですからセメントの量も減らす事が出来、経済性が良くなるわけです。

当社では

この骨材同士の回転運動は粗骨材(砂利・砕石)より細骨材(砂・砕砂)の影響を強く受けます。砕砂では人工的に岩を砕いて造っていますから多少の角があります。当社では実積率のいい(球形に近い)天然の砂を使用しておりますので単位水量(生コン1m3中の水の量)を大幅に減らす事が出来ています。

コンクリートに水は薬??

先ほど生コンに水を多量に入れると強度・ひび割れの問題が生じると言いましたが、生コンが固まってコンクリートになると逆に水が薬となる働きをします。
生コンが固まってコンクリートとなってから水と触れさせる事によって強度を増進させていきます。この事を養生と言います。
コンクリートは水と触れさせる事により、所定の強度を発現させるのです。逆に言えば、養生をきちんと行わなければ所定の強度までは出ないと言うことです。

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鉄筋コンクリート

コンクリートは圧縮力にはめっぽう強いのですが曲げや引っ張りに対する力にはめっぽう弱いという弱点を持っています。消しゴムを指で押し付けても割れませんが、曲げようとするとすぐに裂けてしまうイメージです。実際のコンクリートは目で確認するほど曲がりませんが(笑)
この弱点を克服する為に、曲げや引っ張りに対する抵抗力に強い鉄筋を入れ鉄筋コンクリート造にするわけです。

品質管理

生コンは、発注者から注文を受け商品を納入し基本的に28日後の強度によって合否が判定します。(納入時に合否を判定する試験もある)
納入してから28日後でないと合否が出ないなんて恐ろしいですね(笑)
生コン会社は28日後に不合格になるような商品を出さないよう、日々徹底した品質管理を行っています。

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スランプ試験

生コンの硬さ・柔らかさを計る試験。
工場出荷時・現場打ち込み時などに行う。

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空気量試験

生コンには混和剤によって連行された空気が含まれている。
工場出荷時・現場打ち込み時などに行う。

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供試体の採取

コンクリートが所定の強度かどうかを試験する為の試料。
工場出荷時・現場打ち込み時などに行う。

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試験工程

生コンが発注通りの状態かを判断する試験工程。
スランプ・空気量・塩化物含有量・コンクリート温度・圧縮試験の為の供試体の採取。

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養生

採取した供試体を水の中につけ養生する。
20℃±2℃の水槽に沈め、強度の発現を促す。

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圧縮試験

コンクリートが所定の強度を発現しているかを測る試験。
7日・28日の圧縮強度を測定する。

品質管理

このように、出荷する生コンを日々検査し未然に事故を防ぐよう品質管理を行っています。

最後に良いコンクリート造るためには

良い生コンを使えば良いコンクリートが出来る!という訳ではありません。いくら良い生コンを造っても、施工がきちんと行わなければコンクリート本来の力が発揮さません。施工の段階で手を抜けば、いくら良い生コンでも悪いコンクリートになってしまうわけです。
良いコンクリートを造る為には、良い生コンと良い施工が重要となってくるわけです。

以上、簡単ではありますが生コン・コンクリートの説明とさせていただきます。
関連業者の皆様には説明不足な点もございますが御了承下さい。

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